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レヴィ・ストロース [メモ書き]

自由が拘束を退け、克服するものであれば、そして、拘束に欠陥や弱点があって、創造をさそうのであれば、自由と拘束は対立しているのではなく支え合っていることになる。自由は障害を拒否し、教育、社会生活、芸術の開花は自発性の全能への信仰なしにはあり得ないとする現代の幻想、今日の西欧の危機の原因ではないにしても、その重要な側面と考えられる幻想を払拭できるのは、自由と拘束のこの関係以外にない。


レヴィ・ストロース「はるかなる視野」より


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yoshi


この生まれたばかりの世界の精神は、一見して理解しがたいものだ。というのも、この世界は、神的なものが混ざった自然の世界だからだ。しかし運動[ヘーゲル弁証法の]に従った思考の持ち主にとっては理解しやすい世界である。すなわちこの世界は、動物性あるいは自然への否定のなかでまず形成され、次いでそうした自分自身を否定してゆく人間世界なのだ。ただしこの第二の否定においてこの人間世界は、自分自身をさらに乗り越えてゆくのであって、けっして自分が最初に否定した自然へ舞い戻ったりはしないのである。(バタイユ 『エロティシズム』より)

超自我についての考察は「創造」にとっては不可欠だと思う。
だけど、「超自我」は強すぎれば他者、あるいは自分自身を崩壊へと導くのもまた然りであるというのがとても興味深いものであると思う。日本は労働によって自我を押し殺して来た文化だろうけど、その自我について研究して来なかった人にとって、いったん暴れだした自我をどうしたらいいのか分からない個人が多いのもまたこの日本の現在の特徴だろうね。

「頑張ろう」、「頑張ればどうにか成る」と無意味に思い込んで先の事を考えず噴火するパターンがほとんどであるこの国の可能性について考えるとき、心が痛むのを避けられない自分がいます。
by yoshi (2010-04-06 08:13) 

ken

>yoshiさん

返事遅れて御免なさい

超自我は力学でいうストレンジ・アトラクターの存在だろうと思います。

自然はただそのままの秩序であり続けていたならエントロピーは右肩上がりに増大して均衡の状態に収まるはずだ。
けれども現実はそうではなく、マクロに見れば超自我だけれども、そのストレンジ・アトラクターによってミクロの秩序はメンテナンスされてエネルギーの集結と開放の繰り返しをしているのだろう。
メンテナンスだけでは必ず、肉体であれ精神であれ全体の『形状』は失われると思います。そしてそれはミクロの大切な運動だろう。

興味深いのはこういった『崩壊する秩序』と『崩壊しない秩序』が存在するわけで、このあたりの研究と分析ができればと思っています。

・・・・・・・・・・・・・
人類はこれまで科学の知識を得たにもかかわらず、我武者羅に暴走してしまうことがある事実もあります。それは『科学』と『人文』が分離されて捉えられて、そして{数字}という強力なシニフィエを読み理解するバランスが現代には失われているわけだと思います。

数字という記号が強力なのは、人文ほど難しくなく、
数字以外の記号よりも普遍性があり、
文字のように理解の違いが明白ではないからだ。
逆に、自然の普遍性を無意識に実行している知り合いなどは
意外と数字に弱かったりする:) けれども
かれらは柔和で柔軟に動きなさるのさ。
うらやましいよ

・・・・・・
>「頑張ろう」、「頑張ればどうにか成る」と無意味に思い込んで先の事を考えず噴火するパターンがほとんどであるこの国の可能性について考えるとき、心が痛むのを避けられない自分がいます。

ぼくもそう思います。

個人的な意見ですが、地震によって大事なモノが数々潰されてきた地理の上に存在する国家として、いかに普遍的な品を建造しても、あきらめなければいけないという意識がどこかある様な気がしてならない。

アーサー・ケストラーが指摘するように『科学の進歩』は偉大であるが、
『人文の進歩』は5000年前から然程なんだろう。

創造は地震の様な自然の現れでありながら、人知によって克服されるモノなのだろうな 。

如何に良かれと思った行動でも、
それが常識(エントロピーの増加現象)からみれば
ストレンジ・アトラクターで、
それでも、それも自然の現れであり、
ミクロとマクロを俯瞰に見なければ、
暴走してしまうんだろうな
by ken (2010-04-08 03:18) 

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おのれは何のために生まれたのや(白虎神楽 2010-09-05 03:01)

このブログの初期にYoshi氏からのコメントと自分の返答です。 http://doiken.blog.so-net.ne.jp/2010-04-05 _______________________________\ >yoshi この生まれたばかりの世界の精神は、一見して理解しがたいも…[続く]

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