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イタリアのサンゴ職人と日本のサンゴ職人 [読書より]

Una Storia dell' Italia dei Maestri
イタリア職人の国物語 朽見行雄著

によれば、19世紀後期ヨーロッパ地中海のサンゴの質が低下した際
はるばるシベリア鉄道に乗って日本までオリーブ油とパスタを持って買い付けに来たそうな。

「日本のサンゴ作品は、素材そのものの形を尊重しそれに合わせるようにしてデザインを決めていく。それに比べるとヨーロッパの製品は、こういうものを作るとなったら、どんな形をしたサンゴの素材でも、デザインに合わせて必要な形に切ってしまう。」
そう感じたらしい。今では、伝統工芸が産業製品に押しつぶされ、無機質な製品ばかりを作っている日本とも思うが、J-POPなどを聞いていると確かに素材そのものの形に合わせて作っていると感じる。

岩倉使節団がイタリアに訪れた際には、イタリアに対する評価は低かった。産業革命の波に乗っていなかったからだ。個性を大切にするイタリア人は大量生産される個性のない製品が余り好きじゃないらしく、職人も好きでたまらないから勤勉に働く。

富国強社の為に伝統文化をほいほい捨てて目先の金儲けばかりに囚われない民族性は、失ってはならない。
どちらが良いのかは分からないが、個人的には保守的で濃深いイタリア文化は好きだ。

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